“チョコレート”の妖精




私は鞄を持って彼の後ろを追った。

ーー屋上。



「ねぇー。華夜ちゃんって彼氏居ないんでしょ?」


『ぅん…。』


「俺のコト好きって本当?」


『……ぅ‥ん。』



少しためらった。

だって、レイトの顔が一瞬頭をよぎったから‥



「まじで!? うれしー」











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