“チョコレート”の妖精
『ごめんね‥』
「へ‥? 何が」
『好きだと想ってた、アナタの事。』
「過去形?」
『今の私には、他に変えられない大切な人が居るの‥。』
たとえ、会えなくても…
『だから、アナタとは‥「あーいーよ。」
何?
「俺の事好きじゃないんだろ?」
そういうわけじゃー
「なら、変わりが居るから」
変わり…そんな、簡単なものなんだ。
「じゃ‥」
振り向く事をしないで彼は屋上を後にした。