“チョコレート”の妖精




部屋に戻っても‥
やっぱりレイトの姿は無い。

こんなの酷いーー



仄かに香るチョコレート
あと少しでバレンタインも終わる。



ねぇ…後悔しない?
気持ち伝えなくて後悔しない?




ダメだーこんなの…
きちんと終わらそう。

レイトは私の恋を叶えてくれるって言ったよね?

私の恋の相手は貴方しかいないのに。





どうしてかは、分からない。

勝手に体が動いてた。



私は、ガラスの箱を持って部屋を飛び出した。











< 58 / 122 >

この作品をシェア

pagetop