恋の王国~コイノオオコク~

「まだ、言ってないの?」

「うん…。逃げてるだけなんだけど…無視されたら…って考えちゃって…」

「大丈夫だよ。今日のアイツ見てて分かるだろ?
アイツの世界、完璧椿中心じゃん。」

わかんないよ…
無視されたら…あたし…

「俺の気持ちに応えれないってそういうこと?」

「えッッ?!王子!!」

そこには、ムスッとした王子がいた。

「欧ちゃんが好きなら、好きって言えばいいじゃんかよ!!
んで、ちゃんと応えてくんないんだよ!!!」


「違うッッ!!!!あたしが好きなのは…」


あたしが…

好きなのは…


「王子だよ!!」

「へ…?」

「昨日は、急にだったし!!頭ごちゃごちゃなってて、逃げてたの…
ゴメン…昨日断ったのに……都合よすぎ…」

ギュッ!!

???!!!

「よかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「えぇ?!///」

気付いたら、あたしは王子の腕の中。
恥ずかしすぎ!!
欧ちゃん…いない…良かった…

「これで、俺たちカレカノだよな?!」

「えっ?!…ぅん///」

「これから、よろしくな!!」

「…うん!!!」



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