月と太陽の事件簿3/ツといえばカ
了解、と捜査員全員が立ち上がり、次々と会議室を出て行った。
岸警部も達郎の肩を叩き会議室を後にする。
そして会議室にはあたしと達郎だけが残された。
「捨てとくわよ」
飲み干した缶コーヒーを持て余している達郎に、あたしは右手をさし出した。
「あ、いたのレミ」
膝から崩れ落ちそうになった。
あんた誰から缶コーヒー受け取ったんじゃい。
「あ」
「どうしたのよ」
「警部に本を渡し忘れてしまった」
「渡しとくわよ」
あたしは達郎から「都内スイーツマップ2009」を受け取った。
「あ」
「どうした、レミ」
あたしは自分の座ってたイスに戻ると、背もたれにかけておいたバッグからゴディバの箱を取り出した。
「はい、達郎」
あたしはゴディバを達郎に渡した。
「明日はバレンタインだからね。忘れる前に渡しておくわ」
岸警部も達郎の肩を叩き会議室を後にする。
そして会議室にはあたしと達郎だけが残された。
「捨てとくわよ」
飲み干した缶コーヒーを持て余している達郎に、あたしは右手をさし出した。
「あ、いたのレミ」
膝から崩れ落ちそうになった。
あんた誰から缶コーヒー受け取ったんじゃい。
「あ」
「どうしたのよ」
「警部に本を渡し忘れてしまった」
「渡しとくわよ」
あたしは達郎から「都内スイーツマップ2009」を受け取った。
「あ」
「どうした、レミ」
あたしは自分の座ってたイスに戻ると、背もたれにかけておいたバッグからゴディバの箱を取り出した。
「はい、達郎」
あたしはゴディバを達郎に渡した。
「明日はバレンタインだからね。忘れる前に渡しておくわ」