魔王さま100分の2

「分かりました。アイオネというのは、ここの魔王さまの世話係ですね」

「そう。すごく優しくて親切で一緒にいると楽しいよ」

「よし、大事な話は終わりだな」

「はい、終わりです。後は魔王さまどうしでお好きに」

シルキスは、黒の魔王さまの答えに満足して礼をした。

本当に言葉どおり、ここでの用事はこれで終わりだ。

シルキスは、抱いていた魔王さまを降ろす。

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