魔王さま100分の2

「うむ、気をつけてやる。気をつけてやるから、まずは泳ぐぞ。海へ進め」

「泳ぐなら水着を着ましょう。どうせ、荷物に紛らせて持ってきているのでしょう?」

「なにを言っているんだ、おまえは?」

魔王さまは、不思議なものを見る目でシルキスを見た。

「水着など、最初から下に着ているに決まっているだろう?おまえは違うのか?」





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