魔王さま100分の2

「おはようございます、魔王さま。まず着替えを」

さっきまでベッドの中にいた魔王さま達は、寝間着姿。

シルキスは自分の魔王さまと戯れる最中で気にしていないが、アイオネは気になる。

「んー、手伝って」

アイオネに甘える黒の魔王さま。

「はい、中で」

アイオネは、これもいつものように承知すると、金の魔王さまにも声をかけた。

「そちらの魔王さまも、着替えをお勧めします」

シルキスに抱かれる魔王さまも寝間着だ。

薄めの生地で縫われた服のあちこちに、ふりふりがついている。

「そうだな。シルキス、手伝わせてやるぞ」

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