魔王さま100分の2
「汚れないのはとても良いことですが、髪が伸びないのは残念です。伸びれば、毛先をそろえるぐらい事はしますのに」
「切りたかったら、いつでも切っていいよ」
「もったいないので遠慮します」
「そう?じゃあ、自分で切ってみようかな?この辺から」
「そんなことをしたら、本気で折檻しますよ」
魔王さまが適当に自分の髪をつかむ手を抑えて、アイオネは怖い笑いを見せる。
「切った後、もとに戻らなくなたらどう責任とるつもりですか?」