魔王さま100分の2

「アイオネは、私の髪を洗うのも好きでしょう?」

そして、飴。

「好きですが」

「アイオネがいない間に、たっぷり魔力石を充填しておいたから、お湯はたくさん沸かせるよ。アイオネ、あったかいお湯に入るのも好きでしょう?」

「好きです……」
「よし、決まり」

魔王さま主導で決定されてしまった。
この塔の地下にある風呂場は、かなり立派。

湯をいっぱいにはった浴槽に身体を沈ませると、すごーく気持いい。

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