Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
あっちゃんがベッドの上で上半身だけ起こして驚いた表情で固まっている。
あっちゃんは、おばちゃんが言った通り…
あこが想像してたよりも変わっていた。
綺麗に茶色に染まった短めの髪は、真っ黒なボウズ頭になっていた。
綺麗な輪郭はやつれている。
日焼けした健康的な肌色は、青白い。
あこをすっぽり包み込んでいた広い肩も、少し小さく感じる。
病衣がブカブカしていた。
あっちゃんは、あこを見て、ずっと固まったままピクリとも動かない。
口も開いたまんま。
『あっちゃん?…あこだよ。』
「…………。」
おばちゃんがあっちゃんに近寄って、あっちゃんの右肩を一回だけ軽く叩いた。
「………!!
何でだよっ!誰から聞いた!?
…ッ…んで居るんだよ!!!」
ビクッ!!
あっちゃんのどなり声にビックリして、体が震える。
「アツシッ!!」
おばちゃんが、叱る様にあっちゃんの右肩をぐっと掴んだ。
あっちゃんがあこからわざとらしく目を反らした。
ズキン…
心が鳴き声を上げた。
でも!!
もう逃げない。離れない。
『あっちゃんの嘘つきっ!!
どうして…何で何も言ってくれなかったのッ!?…グスッ…ヒッ…』
泣かないって決めてたのに…
やっぱあこは泣き虫だね…
あっちゃんを涙越しに見つめた。
下半身にかけていた薄い布団をギュッっと握り締めていた。
あっちゃんは、おばちゃんが言った通り…
あこが想像してたよりも変わっていた。
綺麗に茶色に染まった短めの髪は、真っ黒なボウズ頭になっていた。
綺麗な輪郭はやつれている。
日焼けした健康的な肌色は、青白い。
あこをすっぽり包み込んでいた広い肩も、少し小さく感じる。
病衣がブカブカしていた。
あっちゃんは、あこを見て、ずっと固まったままピクリとも動かない。
口も開いたまんま。
『あっちゃん?…あこだよ。』
「…………。」
おばちゃんがあっちゃんに近寄って、あっちゃんの右肩を一回だけ軽く叩いた。
「………!!
何でだよっ!誰から聞いた!?
…ッ…んで居るんだよ!!!」
ビクッ!!
あっちゃんのどなり声にビックリして、体が震える。
「アツシッ!!」
おばちゃんが、叱る様にあっちゃんの右肩をぐっと掴んだ。
あっちゃんがあこからわざとらしく目を反らした。
ズキン…
心が鳴き声を上げた。
でも!!
もう逃げない。離れない。
『あっちゃんの嘘つきっ!!
どうして…何で何も言ってくれなかったのッ!?…グスッ…ヒッ…』
泣かないって決めてたのに…
やっぱあこは泣き虫だね…
あっちゃんを涙越しに見つめた。
下半身にかけていた薄い布団をギュッっと握り締めていた。