Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
あこはエリとヒロトの分の紅茶の入ったカップをおぼんに置きながらお母さんに言った。
ゴトッ…
あこがおぼんを持ち上げてエリとヒロトが待っているリビングに向かおうとした時だった。
ガシャン…
お母さんがあこのカップを床に落としてしまった。
『もーっ!お母さんてばっ(笑)
あこのドジはお母さんに似たのかな…』
「あこ!!
お母さんはっ…反対よっ…」
『えっ…』
お母さんを見ると、目に涙を溜めていた。
「あこ…あなた妊娠してるわね?
朝も…つわりだったんでしょう?
違う?」
ドクン……
お母さん…知ってたの?
『な…んで…?』
「お母さんは、あことおねぇちゃんを産んだのよ?
娘の変化にくらい気付くわよっ…あこ、今月生理まだよね…?」
お母さんはあこの足元で割れてしまったカップを片付け始めた。
『お母さ……
産みたいの…お願いっ!!産みたいの…』
思わず、おぼんをぎゅっとつかんでしまった。
カチャ…カチャン…
お母さんはあこの発言をムシするかの様にカップを片付け続けた。
『ねぇっ!!
お母さんっ!!聞いてるのっ!?
…産みたいのっ!お母さ…』
「反対って…言ったの、聞こえなかったの?
…気持は痛いほど分かるけど…諦めなさい。」
お母さんがあまりにも冷たく言い放つ仕草に怒りに似た感情が一気に体の中を駆け巡った。
ガッシャーン!!!
『何でっ!?
何で反対なのっっ!?』
あこは持っていたおぼんを床にぶつける様に投げつけて、叫び声をあげてしまった。
「あこっ…」
『ねぇ!お母さんっ!!どうしてだめなのっ!?
お母さんなら…あことおねぇちゃんを産んでくれたお母さんならっ…分かってくれると思ったのにぃっ…』
ゴトッ…
あこがおぼんを持ち上げてエリとヒロトが待っているリビングに向かおうとした時だった。
ガシャン…
お母さんがあこのカップを床に落としてしまった。
『もーっ!お母さんてばっ(笑)
あこのドジはお母さんに似たのかな…』
「あこ!!
お母さんはっ…反対よっ…」
『えっ…』
お母さんを見ると、目に涙を溜めていた。
「あこ…あなた妊娠してるわね?
朝も…つわりだったんでしょう?
違う?」
ドクン……
お母さん…知ってたの?
『な…んで…?』
「お母さんは、あことおねぇちゃんを産んだのよ?
娘の変化にくらい気付くわよっ…あこ、今月生理まだよね…?」
お母さんはあこの足元で割れてしまったカップを片付け始めた。
『お母さ……
産みたいの…お願いっ!!産みたいの…』
思わず、おぼんをぎゅっとつかんでしまった。
カチャ…カチャン…
お母さんはあこの発言をムシするかの様にカップを片付け続けた。
『ねぇっ!!
お母さんっ!!聞いてるのっ!?
…産みたいのっ!お母さ…』
「反対って…言ったの、聞こえなかったの?
…気持は痛いほど分かるけど…諦めなさい。」
お母さんがあまりにも冷たく言い放つ仕草に怒りに似た感情が一気に体の中を駆け巡った。
ガッシャーン!!!
『何でっ!?
何で反対なのっっ!?』
あこは持っていたおぼんを床にぶつける様に投げつけて、叫び声をあげてしまった。
「あこっ…」
『ねぇ!お母さんっ!!どうしてだめなのっ!?
お母さんなら…あことおねぇちゃんを産んでくれたお母さんならっ…分かってくれると思ったのにぃっ…』