Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
一冊のノート
翌日。
あこはさっそくお母さんとして、産婦人科に向かった。
「あこ、絶対走ったらダメだかんねっ?」
あこは、西中央総合病院で出産する事を選んだ。
あっちゃんが病気と闘った、この病院で、出産する事を選んだ。
第一回目の診察を受けた後のあこを心配そうにエリが言った。
今日の診察には、エリもついて来てくれた。
『うんっ!分かってるってぇ!
でも、見て?嬉しいのっ!!ほらっ!このちっこいのが赤ちゃんだよっ!』
エリは今にも走りだしそうなあこの手を握る。
「えーっ!(笑)
本当に小さぁーいっ!豆粒じゃんっ!」
あことエリが見ているのは、一枚のエコー写真。
真っ黒な一枚の写真の真ん中にぽつりと白く、何かが写っている。
宝物。
あことあっちゃんの天使。
まだ体の形もないし、顔なんてなおさら分からないのに、なぜだがとてつもなく可愛い。
『ここに…いるんだよねぇぇ?
おぉーいっ!聞こえますかぁーっ?』
まだぺったんこのお腹にそっと手を当てて話しかけてみる。
「ママの友達のエリですよぉーっ♪(笑)
ほら!あこ、立ってないで座ろう?」
エリはお腹の赤ちゃんに話しかけた後、産婦人科の待合室の前の椅子にあこを座らせた。
回りにはあこの他に10人くらいの妊婦さんが椅子に座っている。
大きなお腹を抱えている人がほとんどだ。
この中で、どうやらあこが一番若そうだ。
『ねぇっ!エリ!
あこもあんなにお腹大きくなるのかなっ?』
あこはさっそくお母さんとして、産婦人科に向かった。
「あこ、絶対走ったらダメだかんねっ?」
あこは、西中央総合病院で出産する事を選んだ。
あっちゃんが病気と闘った、この病院で、出産する事を選んだ。
第一回目の診察を受けた後のあこを心配そうにエリが言った。
今日の診察には、エリもついて来てくれた。
『うんっ!分かってるってぇ!
でも、見て?嬉しいのっ!!ほらっ!このちっこいのが赤ちゃんだよっ!』
エリは今にも走りだしそうなあこの手を握る。
「えーっ!(笑)
本当に小さぁーいっ!豆粒じゃんっ!」
あことエリが見ているのは、一枚のエコー写真。
真っ黒な一枚の写真の真ん中にぽつりと白く、何かが写っている。
宝物。
あことあっちゃんの天使。
まだ体の形もないし、顔なんてなおさら分からないのに、なぜだがとてつもなく可愛い。
『ここに…いるんだよねぇぇ?
おぉーいっ!聞こえますかぁーっ?』
まだぺったんこのお腹にそっと手を当てて話しかけてみる。
「ママの友達のエリですよぉーっ♪(笑)
ほら!あこ、立ってないで座ろう?」
エリはお腹の赤ちゃんに話しかけた後、産婦人科の待合室の前の椅子にあこを座らせた。
回りにはあこの他に10人くらいの妊婦さんが椅子に座っている。
大きなお腹を抱えている人がほとんどだ。
この中で、どうやらあこが一番若そうだ。
『ねぇっ!エリ!
あこもあんなにお腹大きくなるのかなっ?』