Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
「雪降ってなくても、外は寒いんだからねっ?
今日は“特別”だからね!…ただし、早めに帰ること!
お母さん、心配するよ?」
“特別”……
やっぱりね?
分かってるんだね。
2月15日
今日は“あこの花”
の日。
一度だってあっちゃんと見た事はないけれど、あそこの公園の大きな木の下には、あっちゃんの3年分の気持ちがつまっているんだ。
本当はまだ行く気になれない…
まだ、あそこへ行く勇気なんてない…
特別な理由なんてないけれど…行く勇気を持てないんだ。
でも、今日、行こうとしている。
それは、一週間前、エリの携帯からの一本の電話がきっかけとなった。
着信はエリからなのに、電話の向こうであこに話しかけているのはヒロトだった。
「絶対行こう!!
俺もエリも一緒に行くから。
必ず行こう?約束な?
アツシから頼まれたんだ!だから…約束な?」
本当にヒロトの声は今までも聞いた事が無いくらい、真面目で必死だった。
「あこ?絶対約束!!てか、行かないとか言っても、無理矢理連れてくからっ!(笑)
てかてか、迎えに行くから、温かい格好して待ってて!!!」
今日は“特別”だからね!…ただし、早めに帰ること!
お母さん、心配するよ?」
“特別”……
やっぱりね?
分かってるんだね。
2月15日
今日は“あこの花”
の日。
一度だってあっちゃんと見た事はないけれど、あそこの公園の大きな木の下には、あっちゃんの3年分の気持ちがつまっているんだ。
本当はまだ行く気になれない…
まだ、あそこへ行く勇気なんてない…
特別な理由なんてないけれど…行く勇気を持てないんだ。
でも、今日、行こうとしている。
それは、一週間前、エリの携帯からの一本の電話がきっかけとなった。
着信はエリからなのに、電話の向こうであこに話しかけているのはヒロトだった。
「絶対行こう!!
俺もエリも一緒に行くから。
必ず行こう?約束な?
アツシから頼まれたんだ!だから…約束な?」
本当にヒロトの声は今までも聞いた事が無いくらい、真面目で必死だった。
「あこ?絶対約束!!てか、行かないとか言っても、無理矢理連れてくからっ!(笑)
てかてか、迎えに行くから、温かい格好して待ってて!!!」