Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
ポタッ…
パタパタ…パタッ…
『っひぃっ…うぁぁぁーッッ…』
二枚の便箋に温かな雫がたえまなく滴り落ちていく。
あっちゃん…
あっちゃん…
ねぇ、あっちゃん?
この手紙を書いた時、どれくらい苦しかった?
自分が天国へ行ってしまう事…
分かってしまっていたんだね…
あっちゃん?
どうして、最後までこんなにかっこいい事するの?
自分の事で精一杯だったはずなのに。
…それでも、あこの事を考えてくれていたの?
自分の心も体もズタズタに切り裂いてまで、あこにこんなにも幸せをくれるの?
2000年 夏――…
あこは運命の人に出会った。
嫌いなんかじゃなかったの。
睨んでなんかいなかったの。
…あの瞬間、あこはあなたに恋をしました。
―「あっ!
俺もあこちゃんに嫌われてるっぽくね?(笑)
睨まれてるし!(笑)」―
あこにあっちゃん。
それから、エリにヒロトくん。
いつも四人で過ごしたよね!
―「あのさぁ!
明日の花火大会さ…この前の四人で行かねぇ?」―
耳まで赤くなったあなたの照れた顔が目に焼き付いて離れてくれません。
―「あこ、浴衣スゲー似合ってる。
…可愛い…かも。」―
パタパタ…パタッ…
『っひぃっ…うぁぁぁーッッ…』
二枚の便箋に温かな雫がたえまなく滴り落ちていく。
あっちゃん…
あっちゃん…
ねぇ、あっちゃん?
この手紙を書いた時、どれくらい苦しかった?
自分が天国へ行ってしまう事…
分かってしまっていたんだね…
あっちゃん?
どうして、最後までこんなにかっこいい事するの?
自分の事で精一杯だったはずなのに。
…それでも、あこの事を考えてくれていたの?
自分の心も体もズタズタに切り裂いてまで、あこにこんなにも幸せをくれるの?
2000年 夏――…
あこは運命の人に出会った。
嫌いなんかじゃなかったの。
睨んでなんかいなかったの。
…あの瞬間、あこはあなたに恋をしました。
―「あっ!
俺もあこちゃんに嫌われてるっぽくね?(笑)
睨まれてるし!(笑)」―
あこにあっちゃん。
それから、エリにヒロトくん。
いつも四人で過ごしたよね!
―「あのさぁ!
明日の花火大会さ…この前の四人で行かねぇ?」―
耳まで赤くなったあなたの照れた顔が目に焼き付いて離れてくれません。
―「あこ、浴衣スゲー似合ってる。
…可愛い…かも。」―