Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
『痛いぃぃっ…ッッ…いたっ…
うぅーんっ、ッ…うーんんっ…』

「お母さん!もう良くない?
病院行かない?」


「そうだねっ!10分間隔だね!
よし!まこ、車出して!」

「はいっ!!」

痛い!痛いぃ!!

何だ、これぇ…想像してたのよりも遥かに痛すぎる!!

もう駄目かもっ…
けどっ!!

「あこ、大丈夫?立てる?」

『ハッ…ハッ…うーぅんっ…大丈夫ぅぅっ!』

お母さんに身を委ねる様にして、やっと立ち上がり、車の後部座席へと乗り込む。

そして車は走り出した。

大丈夫なのかな?
陣痛ってこんなに痛いものなのかな!


しばらく痛みに耐えていると、車は病院へ到着。

丁度良く、痛みが和らぐ。

とにかく、この痛みが和らいでいる時間内に産婦人科へ急ぐ。


「あー!来た来た!!あこー!!」

「あこちゃんっ!!」

「あこ姉っ!!」


………!

『ハァ…ハァ…みんなぁっ(笑)』

お母さんとお姉ちゃんに支えられながら、看護婦さんに案内されて、分娩室の隣の待合室の前にたどり着いた。

そこには…
エリ、ヒロトくん、卓ちゃん、おばちゃん。

そして…
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