Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
久々に聞く卓ちゃんの声は、病院という場所を忘れているんじゃないかというくらいの大声だった。
『卓ちゃん、おはよっ☆久しぶりだぁ…』
ちょっぴり顔立ちが大人びて、あっちゃんに似てきた。
男の子から男の人になったかな?
「聞いたぜ!より戻ったんだろ?
俺、嬉しくてさぁ!」
卓ちゃんは、あこの小さな手を握って、ブンブン左右に手を振った。
『やっ…やだっ(笑)
卓ちゃん!みんな見てるよ!』
回りにいる人達が、あこと卓ちゃんをジロジロと見ている。
二人は人の視線から逃げるようにエレベーターに乗った。
エレベーターのドアが閉まるなり、卓ちゃんが興奮気味で話した。
「兄キはさ、本当はあこ姉と別れたくなかったんだ。
入院してから毎日俺にメールしてくんの!(笑)
あこは元気かな?
あこに会いてぇ!
とか…
もう、兄キと離れないでな?」
卓ちゃんがあまりにも不安そうな顔をしたから、大袈裟に元気に振る舞った。
『もーっちろんっ♪』
あこは卓ちゃんの顔の前で両手でピースを作った。
『卓ちゃん、おはよっ☆久しぶりだぁ…』
ちょっぴり顔立ちが大人びて、あっちゃんに似てきた。
男の子から男の人になったかな?
「聞いたぜ!より戻ったんだろ?
俺、嬉しくてさぁ!」
卓ちゃんは、あこの小さな手を握って、ブンブン左右に手を振った。
『やっ…やだっ(笑)
卓ちゃん!みんな見てるよ!』
回りにいる人達が、あこと卓ちゃんをジロジロと見ている。
二人は人の視線から逃げるようにエレベーターに乗った。
エレベーターのドアが閉まるなり、卓ちゃんが興奮気味で話した。
「兄キはさ、本当はあこ姉と別れたくなかったんだ。
入院してから毎日俺にメールしてくんの!(笑)
あこは元気かな?
あこに会いてぇ!
とか…
もう、兄キと離れないでな?」
卓ちゃんがあまりにも不安そうな顔をしたから、大袈裟に元気に振る舞った。
『もーっちろんっ♪』
あこは卓ちゃんの顔の前で両手でピースを作った。