Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
「おぅ!…分かった。
先生…話してもいいよ。」

先生は小さく溜め息をついた。

「そうか…分かったよ。
じゃあ…場所を変えましょう。

…こちらへどうぞ?」

「あこ…?」
心配そうにあこを見つめるあっちゃんの手をきゅっと握った。

『大丈夫。
心配しないで?あこは大丈夫だから!』

あっちゃんに微笑みかけた。

「ばぁか!強がってんじゃねぇよ!(笑)」

そう。
おもいっきりの強がり。

よく分かったねぇ!!
あっちゃんはエスパーみたいだよね。

本当は不安で不安で怖くて…
本当は何も聞かずにあっちゃんのそばについていたい。

…でも、聞かなきゃいけない気がする。

ううん…聞かなきゃいけないんだ。

先生に案内されて、心配そうなあっちゃんを置いて、すぐ隣の小さな部屋に通された。

小さな机に4つのパイプ椅子。

部屋の角にはホワイトボード。

寂しい感じがした。

『フゥ…』
少し固めのパイプ椅子に浅く腰掛けて、深く深呼吸をして、覚悟を決めた。

『…先生…お願いします。』
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