Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
『…強い…?』
先生が言うには…
余命を告げられた癌患者の身内達の多くは、
「何とかしてください」
「治してください」
「先生は医者でしょう?」
…そう言って泣き崩れるらしい。
『残された時間で何をしてあげられますか?』
そう言われたのは、久しぶりで、救われたと、先生は笑顔で言ってくれた。
神様?
今日からは、あなたは敵ですね…
あなたにあっちゃんは渡せません。
渡しません。
まだ、陽射しが強い、汗ばむ季節。
八月。
長くて、短い、闘病生活が始まった。
あっちゃん?
あの日、真実を知ったあこは絶望を感じながらも…
それでも…
ちっぽけな奇跡を信じる事にしたんだ。
きっと、あっちゃんも…
先生が言うには…
余命を告げられた癌患者の身内達の多くは、
「何とかしてください」
「治してください」
「先生は医者でしょう?」
…そう言って泣き崩れるらしい。
『残された時間で何をしてあげられますか?』
そう言われたのは、久しぶりで、救われたと、先生は笑顔で言ってくれた。
神様?
今日からは、あなたは敵ですね…
あなたにあっちゃんは渡せません。
渡しません。
まだ、陽射しが強い、汗ばむ季節。
八月。
長くて、短い、闘病生活が始まった。
あっちゃん?
あの日、真実を知ったあこは絶望を感じながらも…
それでも…
ちっぽけな奇跡を信じる事にしたんだ。
きっと、あっちゃんも…