Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
『えっ…これって………』
あこの目に飛込んで来た三文字。
“婚姻届”
『あっちゃん…でも、これは……』
どうしよう…
この紙に記入した所であっちゃんは…
あっちゃんの残された時間は………
本当は嬉しい。
…でも、素直に喜べない、そんな自分に情けなさを感じてしまう。
そんな事を思ってしまった自分に嫌気がさしてうつ向いて泣き出してしまった。
…ポン!
泣き出すあこの頭をあっちゃんが優しく撫でてくれた。
「どーした?
俺が長く生きられない事聞いたから、名前書けねぇのか?」
『ち…違っ……』
“違う!”
…そう言おうとして、あっちゃんの顔を見たのに、気が付いた時には頷いている自分がいた。
だって…あっちゃんの目が余りにも力強くて、嘘がつけなかったんだ。
あっちゃんは再び泣き出したあこの頭をまた撫でてくれた。
「あー、俺やっぱ死ねねぇわ!…ヒロト、エリちゃん!…駄目だわ、このドちび(笑)
最近ちょっと強くなったから、俺が居なくても大丈夫かと思ったんだけど(笑)
弱すぎ。コイツ。」
あこの目に飛込んで来た三文字。
“婚姻届”
『あっちゃん…でも、これは……』
どうしよう…
この紙に記入した所であっちゃんは…
あっちゃんの残された時間は………
本当は嬉しい。
…でも、素直に喜べない、そんな自分に情けなさを感じてしまう。
そんな事を思ってしまった自分に嫌気がさしてうつ向いて泣き出してしまった。
…ポン!
泣き出すあこの頭をあっちゃんが優しく撫でてくれた。
「どーした?
俺が長く生きられない事聞いたから、名前書けねぇのか?」
『ち…違っ……』
“違う!”
…そう言おうとして、あっちゃんの顔を見たのに、気が付いた時には頷いている自分がいた。
だって…あっちゃんの目が余りにも力強くて、嘘がつけなかったんだ。
あっちゃんは再び泣き出したあこの頭をまた撫でてくれた。
「あー、俺やっぱ死ねねぇわ!…ヒロト、エリちゃん!…駄目だわ、このドちび(笑)
最近ちょっと強くなったから、俺が居なくても大丈夫かと思ったんだけど(笑)
弱すぎ。コイツ。」