Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
携帯を拾ってくれた優しいエリをおもいっきり突き飛ばして、あこは走り出した。
待って…
待ちなさいよね!!
昨日まで、すごい元気にしてたんだ。
だって…余命だって、あと一ヶ月は残されているんだ。
あっちゃんは最近体調がいいって笑ったんだ。
神様!
あっちゃんはまだまだ渡せない!…そう言ったあこの気持ちは完全に無視したのですか?
お願いだから…
連れて行かないで…
「あっ!あこ姉!」
「あこちゃんっ!」
あっちゃんの病室の前に着くと、おばちゃんと卓ちゃんが涙目であこを待っていた。
『…ッ…ハァッ…ハァッ…』
息を整えながら、あっちゃんの病室のドアを見つめた。
一枚の白いプレートがかかっていた。
その白いプレートには赤い文字が書かれている。
“面会謝絶”
『何が…あったのっ?』
汗だくのあこをピンク色のミニタオルで優しく拭きながら、おばちゃんは涙声で話してくれた。
待って…
待ちなさいよね!!
昨日まで、すごい元気にしてたんだ。
だって…余命だって、あと一ヶ月は残されているんだ。
あっちゃんは最近体調がいいって笑ったんだ。
神様!
あっちゃんはまだまだ渡せない!…そう言ったあこの気持ちは完全に無視したのですか?
お願いだから…
連れて行かないで…
「あっ!あこ姉!」
「あこちゃんっ!」
あっちゃんの病室の前に着くと、おばちゃんと卓ちゃんが涙目であこを待っていた。
『…ッ…ハァッ…ハァッ…』
息を整えながら、あっちゃんの病室のドアを見つめた。
一枚の白いプレートがかかっていた。
その白いプレートには赤い文字が書かれている。
“面会謝絶”
『何が…あったのっ?』
汗だくのあこをピンク色のミニタオルで優しく拭きながら、おばちゃんは涙声で話してくれた。