シン
衝撃
そんな矢先だった。
ある朝、母親がものすごい勢いで、
寝ているアタシを起こしにきた。
手には乱暴に新聞がつかまれていた。
『…………先生が、先生が、載ってるのよっ!』
『はぁ…………?』
寝ぼけ眼なアタシは全く理解できずにいる。
『先生が、お母さんを殺しちゃったんだって………!
もう…………………
信じられないわよ。あんなに良い先生だったのに………。』
先生??
母親??
殺した??
…………っ!!!!
………一気に点と点が結び合い、アタシの頭を駆け巡った。