Dear
メール
部屋はシン…と無音。
沈黙を打ち破ったのはケータイの着信音。
それでも、私は無反応。
涙は頬を濡らした。
声は出なかった。
ただ、今思いだすのは…
最後にみた、心太の悲しそうな表情。
~ピロリン♪
「どうして…アナタはそんな顔……するの?」
「アナタは…笑顔が似合うよ……っ」
涙の量は増えるばかり
「…っう…ぅあっ」
何に怯えていたの?
心太は
心太はそんなことしないって…信じれなかったの?
バカ…自分のバカ…
私はそのまま眠りについた。