Dear
「ドアが締まります…駆け込み乗車はおやめください―…」
「うわあぁっ!!ちょっまっ!!」
プシュー
ドアがしまった。
「ふぅ……」
私はギリギリで乗れた。
しかし、車内は凄く満員だった…。
しかも、周りはおじさんだらけ!!
「つ…つぶれる~っ!!」
いろんなおじさんが迫ってくる。
小柄な私はぎゅうぎゅうと潰される。
近くにあった手すりにしがみつきなんとか避難した。
辺りをキョロキョロ見渡すが、何処を見てもおじさんで…女の人の姿が無かった。