不良学校!!
「だから、柚優さんは今日でこの学校を去るの
この子のお祖母さまはとても優秀なお方で、とても裕福な暮らしをされているわ
柚優さんも親元を離れ、そちらで暮らすおつもりよ
私語は慎みなさい」
そのときの校長は、あたしを信じられなさそうな目で見ていた
「申し訳ありませんでした
加藤様、今日、1日有意義にお過ごし下さい
失礼します」
校長は去って行った
「さぁ、柚優さんも早く教室に行かれて?
秀才な柚優さんが遅刻する訳にもいかないでしょ?」
そう言うと、美波さんはあたしの背中を押した
そして、あたしも教室に向かって歩きだした
自分の不良生活に強制的にピリオドを打つために、あたしは歩きだした