僕は家族でした。
 
 ヒマワリも僕の死期が近付いている事に気付いた様だ。


 僕は言った。


『ヒマワリ、誰も呼ばなくて良いからな。呼ぶんじゃないぞ!』


『マイキ兄ちゃん……』


『ひとりになっても、泣くんじゃないぞ。分かったな』


『うん……』


 ヒマワリは大人しくお母さんが寝てる所へ戻った。


 僕は少し安心した。


(これで逝ける……誰にも迷惑かけずに……)


 僕はトボトボと歩いた。


 そして嘔吐し、そのまま倒れた……。
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