逆×LOVE
そして、怒り気味に聞く私に慎也は言った。

「授業中があるだろ?」





―……というわけで。

一応頑張って探してるけど、やっぱりそう簡単には見つからない。

大体純君がたまに授業サボるって言ってただけで、実際今サボってるとかそんな奇跡的な事あるわけ....

「んっ?」

いや、あるかもしれない!

私は今、ちょうど木のおかげで木陰になってる所にあるベンチ?に人が寝てるのを発見しましたよ!(何故か敬語)


そのベンチにそーっと近寄ってみると、男の子がスースーと静かな寝息をたてて寝ていた。

あー…
スッゴく気持ち良さそうに爆睡してる。

寝てる男の子の容姿はというと、前髪が長くて、モサモサの黒髪に黒縁眼鏡。
うわっ、変装の王道パターンだよ。
だって私も買い物行く時こんな感じだもん。
ってゆうか、社長サマから支給されたしね。
あ、良く見たら私に支給された黒縁眼鏡と同じのかけてるし。

まだ早いかもだけど決定、かな?
これ明らか純君っぽいし!!

< 68 / 113 >

この作品をシェア

pagetop