それでも私は4番目。
頭を下げる私に、森野さんは豪快に笑って言った。

「いいんだよ、謝らないで!」

「森野さん…。」

「いやぁ、お見合いなんてね、上手くいく時はいくし、いかない時はいかないんだから気にしなくていいよ。」

「すみません…。でも、達哉さんはすごくいい人ですよ。今もメール交換してますし。」

「そうかい?でも瑞希ちゃんは彼氏を選んだんだよね。愛だねぇ…。」

まずい。翔の話を持ち出さないで!

ほら、パパが眉間にしわ寄せてるじゃない…。

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