それでも私は4番目。
「翔、お疲れ様!」

いつもの曲がり角で翔を待つ。
翔の姿が見えたら、反射的に翔に向かって叫んじゃう。

これが愛の力かな。

「瑞希。」

翔は参考書を読むのをやめて、私の元へ歩いて来る。

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