それでも私は4番目。
「瑞希のお父さんに会わせてくれないか。」

私はびっくりして、涙を拭く手も止めて翔を見た。

「何言ってるの?パパ、私のこと大好きだから、翔に会ったら殴ったりするかもよ?」

「それでも…。瑞希との付き合い、認めてもらわないと。」

「翔…!」

翔の決意がそこまで固いなんて、思ってもみなかった。

パパが翔との付き合いに反対しているのも忘れて、つい顔がにやけてしまう。

< 20 / 83 >

この作品をシェア

pagetop