それでも私は4番目。
なんか…嬉しいな。
翔が真剣にパパと向き合ってくれること。

私はにこっと微笑んで、翔に向かって大きく頷いた。

「じゃあ今日帰ったら、パパに話してみる!」

「…ああ。」

すっかり話し込んでたから、遅刻しそうだった。

私と翔は顔を見合わせて笑って、走って学校に向かった。

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