それでも私は4番目。
私は慌てて起き上がろうとした。
でもパパがそれを制止する。

「瑞希、まだ安静にしておきなさい!」

「翔は…?翔は大丈夫だったの!?」

「…お前はなんて優しい子なんだ…。」

パパもママも涙ぐんでいる。
だけどそれどころじゃない。

翔は無事だったんだろうか。

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