幼なじみの執事
着いたことをメールして、指定されたパパの会社の近くの場所で待ってると
春日部さんが走ってやって来た。
「お待たせ。どっか店に入る?」
「ううん、公園とかがいい」
あたしがそう言うと「じゃ、すぐ近くの…」と彼が指差した公園へ向かった。
春日部さんに会った途端に、胸がバクバクと鳴り止まない。
どんな答えが待ってるんだろ……
公園に入ってベンチに腰かけると、すぐに春日部さんはあたしに尋ねた。