幼なじみの執事

離さない



いったい何時間カラオケにいたのか。



歌って話して…


とにかく外はもう薄暗かった。



考えを整理したくて、2人と別れてからもゆっくり歩いて駅前の公園に寄ったりと……


そんなことしながら、家に帰る頃には辺りは真っ暗だった。






そこには

今のあたしの頭ん中を
100%占めてる人。




「あや…と?」




「おかえり…」



あたしを見つけ、門の近くからこっちへと歩み寄ってきた。




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