幼なじみの執事


「ゴメン、葵衣。待たせたな」



「講義がだいぶ早く終わって暇だったから、早めに来ちゃっただけだよ」




スーツに身を包んだ絢斗は、なんだか大人っぽく見えて


会う度にドキドキする。




「なに食べたい?」



「和食がいいな」



「了解。行こう」




笑顔を向けた絢斗は、あたしの手を優しく握った。




< 177 / 180 >

この作品をシェア

pagetop