男♂だから(~195pg)
「ただいま~っす!」



玄関から聞こえたその足音は


どんどん近くに聞こえて

最後には俺のすぐ後ろから兄貴の声がします。



「おい、おまえ何そんなぼーっとしてんだよ」

と俺の背中に与えられる兄貴の頑固。



そして床に落ちてあるそのエロ本を見かけると


「あ、これお前のだろ?
お前の好きな##%%%ちゃんと$$&&&ちゃん。ありがたく思えよ。こないだお袋が見かけたのか家の前に捨ててあってよ、俺が拾って取り戻してやったよ


と誇らしく胸を張る兄貴でした。



「まぁお前もさぁ、んなにばれたらもードア開けっ放しで読むの止めろっつーの。このままお袋でも入ってきたらどーするつもりなんだよ」






「てかお前も血気盛んだなぁ、こーの不らちなやつ!」


とクスクス笑いながらからかうと

雑誌を開き



「あぁでもやっぱ##%%%ちゃんはやべぇよな~これは俺が持って行こうかな」


と呟く兄貴ってやつ。
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