男♂だから(~195pg)
「はぁ」
とまた佐野のため息が聞こえる。
「ったく」
「……」
「んなことで怒ってたのか?」
大したもんじゃないとななのことを情けないと言ってるような佐野に
またいらっと来る。
軽く頭をかくと
いきなりななの手を掴む佐野のでかい手。
払い除けようとしても佐野は離してくれない。
「あのなぁ、そんなことで怒る理由がないんだぜ?」
「……」
「ななは、特別だからそんなのと比べねぇんだよ」
信じれないって目で佐野を睨むと
佐野がななの手を運んで自分の胸に与えたの。
導かれたななの手がたどり着いたのは
佐野の胸の左側。
「どー?」
「どーって」
「すんげぇ跳ねってねぇ?」
とまた佐野のため息が聞こえる。
「ったく」
「……」
「んなことで怒ってたのか?」
大したもんじゃないとななのことを情けないと言ってるような佐野に
またいらっと来る。
軽く頭をかくと
いきなりななの手を掴む佐野のでかい手。
払い除けようとしても佐野は離してくれない。
「あのなぁ、そんなことで怒る理由がないんだぜ?」
「……」
「ななは、特別だからそんなのと比べねぇんだよ」
信じれないって目で佐野を睨むと
佐野がななの手を運んで自分の胸に与えたの。
導かれたななの手がたどり着いたのは
佐野の胸の左側。
「どー?」
「どーって」
「すんげぇ跳ねってねぇ?」