男♂だから(~195pg)

柔らかいその感触に
やっぱその先もしたい

って言うように思っちゃうのは当たり前なんすけど

言ったじゃないっすか。

自分の中で
あまり急がないことに決めた
って。


だから俺もう離れようとしたんすけど

そっと目を開けたとき

俺の目にあいつが入ったんっす。

教室の窓から見える
廊下の向こうからこっちの方に歩いて来る
西野のやつが。

< 92 / 195 >

この作品をシェア

pagetop