HANDS
「虎次郎~久しぶり~」
「にゃあぁ~」
ドアを開けた瞬間、虎次郎がすり寄って来た。
か、可愛すぎる…。
鳴きまくるのをお構い無しに撫で回してから、キャットフードをお皿に入れてやると、いつものようにがっついていた。
「あ、アイコに連絡…」
一通りの流れを説明すると、アイコは興奮した様子で、
『何そのオンナ!なんかムカつくんだけど!
でもリュウくん無事なんなら良かったぁ。
レナ、告白頑張ってね!』
と言った。
頑張るって…。
言えるかな。
考えるだけでも恥ずかしすぎる!!