HANDS

「こっからは、虎に刺激が強すぎるかも」

リュウはそう言うと、大きな手のひらで虎次郎に目隠しをする仕草をした。

あたしは笑ってそれを見ていたけど。


刺激が強いって……?



「にゃっ!?」

あたしは軽々とベッドに抱き上げられた。

いや、ちょっと待って。
まだ色々と準備が……。

「にゃ、とか言うなって。可愛くねぇよ」


「ほんとは可愛いって思ってるくせに」

だってちょっと、リュウも顔赤いから。


「うるせ」

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