Precious
「看護学校かぁ…

 でもあたし血が無理ッ!!」

「なんで?

 私は全然平気♪」

「小さいときに事故に遭った人見てから無理なんだ…」

幼稚園児には刺激が強すぎた…

だから今でも血を見ると思いだしちゃう…

「…今もダメなんだ…」

「ハイっ!

 暗い話は終わり!」

「絢は明るいね~

 もうちょい静かにしたらモテるのに☆」

「それは不可能~♪」

「まっそれが絢なんだけどね☆」

あたしは煩過ぎるくらい喋る。

とにかく明るい。(=ポジティブ!!)







「桐野さんたち静かに!!」

中原に注意された。

しかも菜々じゃなくてあたしかよ…

「は~い!

 じゃあ勇次君たちが喋ってもいいんですか~ぁ?」

勇次君とはクラスで1番かっこいいと思われる男の子。





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