Precious
なぜか屋上に連れてかれた。

屋上の鍵って…

先生しか持ってないんじゃ…?

どうして勇次君は持っている?





「勇次君?

 どうして屋上の鍵持ってるの?」

「スペアキー♪

 職員室って意外と隙あるもんだよ~」

「…てことは?」

「そう!

 盗んでスペアキー作ったの♪」

「悪い子…」

勇次君って意外と…

「中原泣かすお前も十分悪だと思うけど?」

中原もおどろいてたと思う。

だって普段アタシは悪しないから。

「悪くて結構ー!!

 でも屋上気持ちいいねー♪」

「だろー?」

地べたに座り込んだ。

「てゆーかさなんで屋上来たの?」

「特に理由はねぇよ。」



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