Precious
勇次君の横に座った。

顔すごい整ってる…

かっこいいなぁ。

無条件にそう思う顔だと思う。

中原が惚れるのも無理なかも…






「勇次君って彼女いるの?」

興味はないけど聞いてみたかった。

だって屋上でアタシと2人っきりって彼女が聞いたら怒るでしょ。

「作ってねぇよ。

 だって女ってうぜぇもん。

 化粧濃くて、香水臭くて、猫撫で声出しやがって…

 まじうぜぇ…」

すごいこと言うな…

顔良くてもこれじゃ彼女出来ないわ…

正しくは作ってないか。

「それ分かる。

 アタシでも男の前だけ自分作ってる子みるとイライラする。

 あと香水付け過ぎてる子は痛い子(笑)」

「だから俺は女作んねぇの!

 香水付けてなくて化粧薄いやつが俺の好み♪」

「そっかぁ…

 そろそろ戻る?」

「桐野って男居る?」

軽く質問無視されました…





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