恋愛上等!~不良な彼氏~


………




「…何コレ」


しばらくの沈黙の後、私が発した言葉はたった一言。


何?これ。



「律がこれ着てビラ配れって言ってたから、ハイ」


…律が?何でコレ着んの?


「…分かった」


納得いかないものの、一応受け取ると着替えるためにトイレに行った。













「……にゃあ?」



…コレ、猫だよね?


耳とシッポまで付いてるし。



…何故、猫の格好を私にさせる?


でも






「…似合ってんじゃん、私」
(自画自賛)


着替え終わった私は、鏡の前に立ち全身を見た。

うん。なかなか様になってるね。


ショートパンツだから動きやすいし、それになんと言っても、私の自慢の脚が一際目立っていいね。
(手前味噌)



さって、宣伝、宣伝!


…フフッ。奏斗の面白いとこを多くの人に見てもらいたいからね。


.
< 155 / 269 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop