恋愛上等!~不良な彼氏~
突然走ってきた私に、女の子は驚いている。
構わず、私は二人の間に入り込んだ。
「奏斗は私と付き合ってんだ!」
女の子を上から睨みながら私は言った。
「……は?」
女の子は目を見開き、私を見た後奏斗を見てる。
は?じゃないよ、は?じゃ。
私、が!奏斗と付き合ってんだ。
つまりだな、私は奏斗の彼女なんだよッ!
すると、後ろからフッと笑った声が聞こえた。
「…みたいだから、俺のことはあきらめろ」
声とともに後ろから腕が伸びてきて、私の腹の辺りで組まれた。
「…!私、あきらめませんからッ!」
そう言った女の子は私を一瞬睨むと、集団の中へと行ってしまった。
………
「…離せ、茶金メッシュ」
「何キレてんだよ。かき氷食ったことか?」
奏斗は私を抱いたまま言った。
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