恋愛上等!~不良な彼氏~


突然走ってきた私に、女の子は驚いている。



構わず、私は二人の間に入り込んだ。



「奏斗は私と付き合ってんだ!」



女の子を上から睨みながら私は言った。



「……は?」



女の子は目を見開き、私を見た後奏斗を見てる。


は?じゃないよ、は?じゃ。


私、が!奏斗と付き合ってんだ。


つまりだな、私は奏斗の彼女なんだよッ!



すると、後ろからフッと笑った声が聞こえた。



「…みたいだから、俺のことはあきらめろ」



声とともに後ろから腕が伸びてきて、私の腹の辺りで組まれた。




「…!私、あきらめませんからッ!」


そう言った女の子は私を一瞬睨むと、集団の中へと行ってしまった。




………







「…離せ、茶金メッシュ」



「何キレてんだよ。かき氷食ったことか?」



奏斗は私を抱いたまま言った。



.
< 184 / 269 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop