恋愛上等!~不良な彼氏~
「あー疲れたぁ」
ボフッ
やっっと、荷物運びが終わり、一段落ついた。
部屋には段ボールが山積みになっている。
ベッドは業者さんに運んでもらったから、ちゃんと寝るスペースは確保してある。
テレビとテーブルも置いて娯楽は完璧!
段ボールはその内片付ければ大丈夫っしょ!
重労働をした私は今、ベッドにうつ伏せになっているところ。
「お布団気持ちぃー…」
私は今日このボロ…
コホンッ!
いや、夢と希望で満ちた素敵なアパートに引っ越してきた。
ボロいくせに何気に広いから結構気に入ってるんだよね。
…あー!ボロくない!素敵!素敵な上に…
っていいや。
私、正直な心優しい女の子だから嘘つけないんだよね。
「─っにしても…」
グウゥゥゥゥ…
「腹減ったァァ」
朝から重労働したせいで私のお腹と背中がくっ付いちゃったよ。
もう夕方になっちゃったし…。
何かないかなぁ。