恋愛上等!~不良な彼氏~
ムカムカムカッ!
今日は私と奏斗が手をつないでルンルン登校だったのに。
(最初の目的¨奏斗お仕置き大作戦¨と違う)
ブリ子に邪魔された。
あのまま結局、言い争いをしながら三人で登校したし。
もう、こんなことが毎日続くなんてごめんだ。
このままじゃあ、ホントに日常が完全崩壊されて、奏斗まで捕られ……
いかん。ホントにこのままじゃヤバい。
何か良い案でもないかな…。
……はぁ。ダメだ。
私のすっからかんな脳みそじゃ、良いアイディアも浮かばない。
何で私ってバカなんだろ…?
(一生解けない悩み)
────────
「ここの式は〜〜で…」
…あーあ、今日の授業は全然頭に入らないよ。
(いつものこと)
ついに私にも大きな悩みが出来たか。
他のことが頭に入らないほどに。
(悩める乙女気分)
「小夏ちゃん」
私が頬杖をついてため息をついてると、由奈が小声で私を呼んだ。
「ん?なに?」
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