恋愛上等!~不良な彼氏~
「俺ね、家で女の子と遊んでたんだよ。そしたら…
─────
ピンポーン
いきなり家のチャイムが鳴った。
「ちょっと待ってて」
女の子をリビングにおいて俺は玄関に向かった。
─ガチャ
「はい…「律!遊びに来ちゃった♪」
え?
「今日はちょっと…」
「お邪魔っしまーす!」
俺を無視して女の子は勝手に部屋に上がった。
「ちょっ!」
「律〜?誰だったぁ?」
すると遊んでた女の子が玄関に出て来た。
…もうここで分かるでしょ?
二人とも『アンタ誰?』ってなって、二人とも『彼女よ』って答えて…
喧嘩になっちゃったんだよね。
もうさ、この喧嘩がすごくてすごくて。
俺の家に有るもの何でも投げ合っちゃってさ。
さすがにこれはヤバいと思って奏斗に電話した訳よ。
『助けて!俺死んじゃう』って。
そしたら数十分後、息を切らして来た奏斗が、女の子達の喧嘩を止めようとしたら…
女の子が持っていたグラスが当たって。
奏斗、血だらけでさ、さすがに女の子達も真っ青になってたよ。
そしたら二人とも帰ってった。
っていうことなんだけどって…」
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