Cherry


満天の星と海
暗闇に響く波の音

隣には大好きなみーくん


ここは夢の中みたいで


私は素直に話をしたいって思えた



「私、好きなヒトいるんだ」


「…え……」


思いがけない私の言葉に
みーくんは私を見た


「そっか。姫ももう16だし。恋もするよな」


「でも、私の片想いなの」


「大丈夫だよ。姫はかわいいから…きっと姫の事を好きになってくれる」


下を向いて話すみーくんの表情はわからなかった


「両想いになりたい。けど無理そうなんだ。彼女いるから。でも……1つだけ……どうしても叶えたい事があるの……」


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