Cherry
「…で?」
2人並んでソファーに座る
ソファーはとてもふかふか で 気持ちいい
「何が?」
みーくんの聞きたいコトはわかってるのに
すっとぼけて みる私
「これから友達の家行くのか?」
「ううん」
「………?」
みーくんはさっぱり わからない
そんな表情してた
「みーくんの家でお泊まり会……なぁ~んて」
ニコッ
ありったけの笑顔を作ってみた
みーくんの表情は
みるみるうちに
驚きで 歪んでいく
「はぁ?なんだそれっっ」
みーくんが大きな声を出した
「大丈夫ほらお泊まりセット全部持ってきたし」
「いや、姫そうじゃなくて」
「大丈夫ほら明日の学校の用意もバッチリ」
「姫っそういう問題じゃない」
ああ、やっぱり みーくん怒ってるかも…